この度、平成28年10月より導入した新レシピエント検索システムに不具合があり、当社団が行った3例の脳死下臓器提供事例において心臓移植患者の選定を誤り、本来移植を受けるべき移植希望登録者2名が移植を受けられず、誤った選定による移植希望登録者が移植を受けたことが判明いたしました。

 本件について、直ちに厚生労働省に報告し、本日緊急記者会見を行いました。  

  記者会見では、判明した事実、発覚の経緯、発生した原因、同事象の過去の検証結果、今後の対策について報告いたしました。

  当社団は、2014年11月と2015年3月にあっせん誤りを起こしており、新体制を再発防止と信頼回復に努めてまいりましたが、その一環として取り組んでいた移植希望者選択に関する新システムの導入に当たって新たな誤りが発生いたしました。

  死後の臓器提供のあっせん手続きを担う唯一の団体として、移植患者及び関係者の皆様に多大なご迷惑をお掛けしましたこと、そしてまた社会の信頼を損なう事態となりましたことを深くお詫び申し上げるとともに、今後一層の信頼回復に努めて参ります。

公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク
理事長  門田 守人


  今回、臓器の移植に関する法律第15条、第16条の規定に基づき厚生労働大臣より指示書を受領しました。

○指示書(PDF)

○指示書内厚生省保健医療局長通知別添2(PDF)

TOP