臓器移植に関する世論調査が行われました。

臓器移植に関する世論調査の結果

臓器提供の意思表示について、「意思表示をしている」(6.7%)、「意思表示したことを家族や親しい人に話している」(3.5%)と答えた人は合わせて10.2%でした。

健康保険証や運転免許証の裏面に意思表示欄があることを知っている人は、それぞれ60%を超えており、マイナンバーカードも18.9%の人に認知されていることが分かりました。

家族が、脳死下または心臓が停止した死後における臓器提供の意思を表示していた場合、その意思を尊重すると答えた人は90.9%でした。一方で、家族が脳死下または心臓が停止した死後の臓器提供について意思を表示していなかった場合、臓器提供の承諾をすることを負担に感じる人は85.6%となりました。
また、家族や親しい人と臓器提供について話をしたことがないと答えた人は、56.2%でした。

今回の世論調査より、健康保険証や運転免許証、マイナンバーカード等で意思表示ができることは広く周知されていますが、一方で、臓器提供の意思表示や家族との対話の大切さについて一層の理解を進めることが必要であると捉えています。
加えて、意思表示をはじめとした臓器提供や、臓器移植に関する全般的な理解を促すことが重要となります。

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