臓器移植は、病気や事故によって臓器が機能しなくなった人に、他の人の健康な臓器を移植して、機能を回復させる医療です。
移植の対象となる臓器は、臓器移植法等により定められた心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、(眼球)となります。
そして、それぞれの臓器を移植することでしか有効な治療法がないときに対象となります。例えば、心臓では拡張型心筋症や補助人工心臓の装着している人など、肺は酸素療法などでも維持が困難な肺高血圧症など、また膵臓では専門の医師によっても血糖のコントロールが困難となった1型糖尿病などです。
また、小腸では短腸症候群などで口から食事を取れず、かつ栄養を補給する中心静脈栄養の維持が難しくなったとき、肝臓においても原発性硬化性胆管炎などにより肝臓の機能が落ちたときなど、そして腎臓は人工透析をしている(あるいは導入の予定のある)慢性腎不全の人などです。

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