臓器移植の現状について

臓器提供と意思表示

臓器提供に関する意識・意思表示率

2021年の内閣府世論調査によると、39.5%の人が臓器を提供する意思を持っていることが分かりました。また、提供したくないと回答した人は24.3%でした。
しかしながら、臓器を提供する・しないといった意思を何らかの方法で表示しているか聞いたところ、実際に「意思表示している」と答えた人の割合は10.2%であり、多くの方が具体的な意思表示という行動に結びついていないことが分かりました。

臓器を提供したい人・提供したくない人の割合

提供したい:39.5%、どちらともいえない:35.8%、提供したくない:24.3%、無回答:0.4%

意思表示をしている・していない人の割合

意思表示をしていない:87.9%、意思表示をしている:10.2%、無回答:1.9%

出典:内閣府「移植医療に関する世論調査」2021年(令和3年)

臓器提供に対する意識と家族との共有

2021年の内閣府世論調査によると、本人が臓器提供の意思を書面によって表示をしていたときに、家族がその意思を尊重すると回答した人は90.9%でした。一方で、本人が臓器提供の意思表示をしていなかった場合、家族が臓器提供の決断に対して「負担に感じる」と回答した人は85.6%に達します。 本人の意思の表示は、家族の負担感を減少させていることがわかります。また、臓器提供について家族と話したことのある人は、43.2%に留まっています。日頃から、自分の意思を表示すること、そして、家族などで話し合うことが大切です。

本人の意思表示を尊重する人の割合

尊重する:90.9%、尊重しない:8.4%、無回答:0.7%

本人の意思表示がない場合の
臓器提供の決断に対する家族の負担感

負担に感じる:85.6%、負担に感じない:13.9%、無回答:0.5%

家族などと臓器提供について
話をしたことがある人の割合

話をしたことがある:43.2%、話をしたことがない:56.2%、無回答:0.6%

出典:内閣府「移植医療に関する世論調査」2021年(令和3年)

PDFダウンロード一覧