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浅野 温子さん TRANSPLANT vol.8(1998年12月)掲載
 母が頑丈に生んでくれたのが一番なんですけど、とにかく丈夫なのが取り柄(笑)。それでも、一年に一回くらい、仕事が終わって気が抜けちゃうと風邪をひきますね。どちらかというと、風邪をひきやすいタイプなのかも。それに、すごい寒がり。だから、少しでもゾクゾクしてきたら、必要以上に「寒い寒い」って騒いで暖房体制をとるようにしています。そんな時は、夏でも冷房はすぐ切っちゃいますね。
 かといって、特に健康に気をつかっているわけではないんですよ。タバコとお酒は大好きだし(笑)。もっとも、吸い過ぎや飲み過ぎは駄目だけど、じゃあ「ほどほどに」と思ってもそれがどのくらいの量をさしているのかわからないでしょう。
 あまりストイックに物事を考えると、却ってマイナスの要素が大きくなってしまうんじゃないかなあ。この頃は、お酒を飲むと顔がむくむだろうなと思いつつも、まず飲んで落ち着いてから考えるようにしてます(笑)。

 食事についても、それほど気を使う方ではありませんね。身体の欲しているものはなるべく素直に摂るようにはしていますけど。

 普段は結構ドカ食いするタイプですね。でも、仕事入っちゃうと食が進まない。なぜなら、お酒と一緒じゃないと食べる気がしないんです。仕事の時には、さすがにお酒はひかえますからね。それに、ちょっと赤ん坊みたいなところがあって、食事をしたら寝るというのが基本になってるみたいなんです。だから、食べることはエネルギー源という意識はなくて、私の場合は、休むことにつながっているみたい。
 一人でいるのが苦にならないタイプだから、オフの時には朝からお酒を飲みながら本を読んでいることが多いですね。人に会うのは、それだけでプレッシャーになっちゃうんです。特に興味があるわけでもないし、何を話していいかわかんなくなっちゃうんですね。それに、自分と同じテンションの人ばかりじゃないから・・・。逆に、仕事に入ってる時の方がプレッシャーって感じません。共通の仕事をしているわけだから、接点がちゃんとできてるんです。だから、人と話していても苦じゃないし、どっちかといえば楽しいですね。

 とにかく、あまりくどくど考えない。そういう意味では、自然体といえば、いえるかも。移植医療も、もっと自然体になってくれればいいですね。基本的には、本人の意思を尊重することが大事。細胞のひとつでも生きてつながっていくわけですから、移植医療のことをもっと前向きに考える時代になってほしいなと思います。
浅野 温子(あさの あつこ)
1961年東京生まれ。'77年にドラマ「文子とはつ」(TBS)でデビュー。その後、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞('84年)、ゴールデンアロー賞放送賞('89年)など、数々の賞に輝き、テレビではトレンディドラマのトップ女優として人気を博す。
1998年12月現在
 

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