膵臓(すいぞう)には、大きく2つの仕事があります。
1つは、食物を消化するための「膵液(すいえき)」を出すことです。膵液(すいえき)は、腸が吸収しやすいように、食べたものの栄養分を分解することです。
もう1つの仕事は、血液中の糖分(=血糖:けっとう)のバランスをとっている「インスリン」や「グルカゴン」などのホルモンを出すことです。血糖(けっとう)の濃度が低いと(=低血糖:ていけっとう)、フラフラしたり、意識がなくなってしまうことがあります。逆に、血糖(けっとう)の濃度が高い状態(=高血糖:こうけっとう)が続くと、死につながる血管の病気「動脈硬化(どうみゃくこうか)」が進んでしまい、糖尿病(とうにょうびょう)や心臓病(しんぞうびょう)など、さまざまな病気がおこってきます。

糖尿病(とうにょうびょう)という言葉を耳にしたことはありませんか?
きちんと治りょうしていないと、心臓(しんぞう)や脳の血管が詰まって死んでしまいます。早く治りょうしないと、目が見えなくなったり、人工透析(じんこうとうせき)が必要になったり、足を切らなければならない状態になる危険がある病気です。
糖尿病(とうにょうびょう)には2つのタイプがあり、インスリンをつくる膵臓(すいぞう)の働きが弱っていたり、インスリンがききにくくなる病気が「2型糖尿病(2がたとうにょうびょう)」です。食べ過ぎや運動不足が原因になっていることが多く、「生活習慣病(せいかつしゅかんびょう)」の1つです。
高血糖の状態が続かないように、食事に気をつけ、運動不足にならないような生活を送りながら、薬で治りょうします。ただ、2型糖尿病(2がたとうにょうびょう)を治す薬はなく、病気が進行させないために血糖(けっとう)を下げる生活を送らなければなりません。
もう1つが、膵臓(すいぞう)でインスリンをつくることができない「1型糖尿病(1がたとうにょうびょう)」です。これは、中学生や高校生のような若い年齢でも起こり、インスリン注射が欠かせません。日本で行われている「膵臓移植(すいぞういしょく)」は、「1型糖尿病(1がたとうにょうびょう)」です。






















