移植医療の理念と歩み

社会で支える移植医療

臓器移植とは

人のからだは、日常の生活の中で機能が低下することや、事故や病気によって機能を失うことがあります。
臓器が一旦その機能を失うと薬剤や機械で代替することはたいへん難しくなります。
臓器移植とは、病気や事故によって臓器の機能が低下し、移植でしか治らない人に、他の人の臓器を移植することで、健康を回復する医療です。善意による臓器の提供、そして、広く社会の理解と支援があって成り立ちます。

支える人たち

死後に臓器を提供する方(ドナー)と臓器移植を希望する人(レシピエント)、その両者の大切な“いのち”をつなげることがJOTの大きな役割のひとつです。しかし、移植医療の実際は、実に多くの人たちによって支えられています。
JOTは、常に最適な移植医療が行われるように、臓器提供が行われる施設、各都道府県の自治体や腎・臓器バンク、移植検査施設、各臓器の移植施設などと連携しています。また、臓器提供が行われるときには、行政、空港、警察など、多くの関係機関と協力し、臓器提供や搬送が円滑に行われるように調整します。
このように、移植医療は善意による臓器提供と多くの機関や人々の協力が無ければ成り立たない、社会全体で支えるチーム医療といえます。

支える人たちの図

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