病気や事故(じこ)で意識(いしき)がなくなってしまって、もとに戻(もど)らなくなった人に臓器(ぞうき)を提供(ていきょう)するかどうかを確認(かくにん)することはできません。だからこそ、生きているうちに、家族と話し合うなどして、自分の気持ちを決めておくことが大切です。自分の気持ちを正確(せいかく)に伝えるための方法として、臓器提供(ぞうきていきょう)意思表示(ひょうじ)カードや健康保険証(ほけんしょう)の裏(うら)などに書いておくことができます。
この「意思表示(ひょうじ)カード」は、「自分の臓器(ぞうき)を提供(ていきょう)したい」という意思だけでなく、「提供(ていきょう)したくない」という意思を書いておくこともできます。「提供(ていきょう)したい」という意思を書くのは15歳(さい)以上が有効(ゆうこう)ですが、「提供(ていきょう)したくない」という意思は15歳(さい)未満でも有効(ゆうこう)です。15歳(さい)未満の子どもが脳死(のうし)で臓器提供(ぞうきていきょう)をする場合は、家族の承諾(しょうだく)で提供(ていきょう)できます。また、意思の表示(ひょうじ)は何度も変更(へんこう)することができます。
臓器移植(ぞうきいしょく)では、移植(いしょく)を「受けたい」「受けたくない」臓器(ぞうき)を「提供(ていきょう)したい」「提供(ていきょう)したくない」という4つの気持ちを大切にしています。
もし、自分やまわりの人に臓器移植(ぞうきいしょく)でいのちが助かるかもしれない人がいたら、どうしますか?“臓器移植(ぞうきいしょく)を受けたい”ですか?それとも“移植(いしょく)を受けたくない”ですか?
もし、自分や家族が脳死(のうし)や心臓死(しんぞうし)になったら、どうしますか?亡(な)くなったあと、“臓器(ぞうき)を提供(ていきょう)したい”ですか?それとも“提供(ていきょう)したくない”ですか?
どれも大切な「自分の気持ち」です。家族が困らないためにも自分の気持ちを決めて伝えておくことが大切なのです。
臓器(ぞうき)を「提供(ていきょう)したい」と意思表示(ひょうじ)できるのは何歳(さい)から?
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