教育への取り組み
日本臓器移植ネットワークでは、臓器移植を題材とした「いのちの教育」の授業やキャリア教育(臓器移植コーディネーター)を目的とした学習など様々な方面から教育・学習を支援しています。
教材のご案内
道徳教材セット「つながるいのち」
中学生の道徳の授業を中心として小学校から高等学校まで幅広くご活用いただける教材セットです。
「臓器移植」を題材とした生命の尊重を中心にその他の教科(保健体育、社会、理科等)でもご活用いただけます。道徳教材セット「つながるいのち」は、以下の3点で構成されています。
①マンガを使用した映像[4分46秒]、②生徒用の冊子、③教師用手引書〔指導案を含む〕
ぜひ、各種授業にてご活用ください。
資材のご案内
資材は、全て無償で配布しております。
全生徒分など、ご要望の部数をお渡しできる資材もございます。
- ※申込みの際は、備考欄に使用する科目名を記入してください。
- ※資材がお手元に届くまでには、10日ほどかかります。余裕をもってお申し込みください。
お急ぎの場合は、お申込みフォームをお送りいただいた後お電話でお知らせください。
カード付リーフレット
実際の臓器提供意思表示カードです。
簡単な臓器移植・臓器提供に関するデータや意思表示の記入方法がわかりやすく記載されています。
各教科、授業でご使用いただく場合、生徒人数分など、ご要望の部数を送付いたします。
子ども向けリーフレット
主に小学生対象の、臓器移植やいのちの大切さを学び、話し合ってもらうための絵本です。
親子の会話形式で臓器移植について分かりやすく説明しています。
家族で臓器移植について話し合ったことを記載するページや知識をより深めるためのワンポイント講座などもあります。
生徒人数分など、ご要望の部数を送付いたします。
小冊子「いのちの贈りもの」
中学生から一般の方を対象としたA5サイズの小冊子です。(全6ページ)
各教科、授業でご使用いただけます。
同等の冊子が厚生労働省からも2004年(平成16年)より毎年発行され、中学3年生を対象に全国の中学校に配布されています。
生徒人数分など、ご要望の部数を送付いたします。
日本の移植事情
高校生以上で臓器移植をより詳しく知りたい方を対象としたA4サイズの冊子です。(全34ページ)
臓器移植の歴史から現状、世界との比較、さらに臓器移植法成立の過程、脳死判定の詳細まで、臓器移植に関する情報がほとんど網羅されています。
生徒人数分など、ご要望の部数を送付いたします。
教育者向けリーフレット「臓器移植を題材とした いのちの教育のご提案」
臓器移植を題材とした“いのちの教育”のご提案があるA4サイズのリーフレットです。
厚生労働省から毎年配布される小冊子「いのちの贈りもの」を利用し、生徒と共に命を考える授業を展開するための解説書です。
教育者人数分を送付いたします。
普及啓発映像集
脳死の解説、移植までの流れなど日本の移植事情を解説した映像や、移植経験者・ドナー家族のインタビュー映像などが収録されています。
授業内容に応じて資料映像としてご活用ください。
ご希望の方は、普及啓発グッズ送付希望フォームの備考欄に「普及啓発映像集希望」とご記入の上、お申込みください。
キッズサイト
臓器移植について学べる子ども向けWEBサイトです。
小学生から中学生の子どもたちが、臓器移植を身近に感じるための絵本や学んだことを復習するためのクイズ、臓器が出てくるARなどで主体的に学べるだけでなく、家族や友人とも楽しんで学ぶことができます。
総合的な学習の時間での調べ学習では、進め方のガイドに沿って、オリジナルの研究用シート(2種類)を使用することで学びが深まります。
また、この制作の課程における家族や周りの人たちへのインタビューにより、臓器移植を通じての「いのちの大切さ」について対話する機会へとつながります。
家庭での学習から、学校での授業まで幅広くご活用ください。
スライド
臓器移植をテーマに授業を行う場合や、講演を行う場合などにご活用ください。
スライドは順序を入れ替えるなど、必要に応じて再構成できます。
卒業論文や研究テーマに臓器移植を定めた学生にもお薦めです。
JOTで学ぶ
当社団では、 臓器移植の勉強会を希望する学生の皆さんを受け入れています。
出前授業で学ぶ
「臓器移植」をテーマとした講演や臓器移植関係者・体験者を講師として派遣、または、WEBでの講義も対応しています。
特に「特別の教科 道徳」の授業では、「生命尊重」を主題として、生命について多面的・多角的に捉え、生命の尊さを深く学び、考える授業の支援をいたします。
〇医療系教育機関への講師派遣について
看護学校、医学部、医療系教育機関への講師派遣、または、WEBでの講義も行っています。
「臓器移植と社会システム」「看護倫理における臓器移植医療」等ご要望に応じて講義をさせていただきます。
派遣のご依頼・ご相談はお気軽にご連絡ください。
教育者向けセミナー
教育者を対象としたセミナーです。
新しい学校教育の中では、生命尊重の心を育む道徳授業が「道徳科」として教科化されるなど、「いのちの教育」が一層重要視されています。JOTでは、臓器移植を題材とした「いのちの教育」の実践などを通じて、子どもたちが生きる上での多様な価値観を育み、自己の生き方を深めていく教育や実践のあり方について提案し、共に考えを深めるセミナーを開催しています。
その他参考
「道徳ジャーナル」105号
「いのちの授業 臓器移植」本当に大切なものとは?-知らない不利益を少なくするためにー
株式会社学研教育みらいが発行する「道徳ジャーナル」105号に東京学芸大学附属国際中等教育学校の佐藤毅先生が、20年以上にわたり臓器移植を題材に「いのちの授業」を実践してきたご経験から、授業でのポイントや子どもたちに伝えたいことを紹介しています。
記事の内容は、下記からご覧いただけます。
JOT以外からの派遣
東京学芸大学附属国際中等教育学校〈ISS〉佐藤 毅先生による出前授業
読売教育ネットワークの出前授業から応募できます。
佐藤先生は10年以上「臓器移植」を題材とした”いのちの教育”を実施されているだけでなく、教育者向けセミナーやシンポジウムにも数多く参加されています。
出前授業の詳細確認、お申し込みは読売教育ホームページからお願いします。