【開催日時】

2017/10/14 14:00~16:00(開場13:30)

【場所】

電気ビル 共創館4階「みらいホール」 〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1-82

【内容】

 平成9年に臓器移植法が施行され、それまで外国に行かなければ受けることが不可能だった脳死下臓器移植を、我が国で受けることが可能となりました。それでも、厳しい条件の中で、なかなか脳死下臓器提供は増えず、臓器移植を受ければ助かるはずであった多くの命が失われました。


 そのような中、平成22年7月に改正臓器移植法が施行されました。家族の承諾だけで、脳死者からの臓器提供ができるようになり、15歳未満の子どもでも提供が可能になりました。施行後、脳死移植件数は増えていますが、移植希望者は多く、移植を待ち望む患者と接している医師の一人としてもどかしさも感じております。


 このような状況を踏まえ、臓器提供の橋渡しをしている公益法人「日本臓器移植ネットワーク」を支援するために、平成23年に西日本臓器移植連携協議会を設立。脳死移植の普及、研究活動を行ってまいりました。さらに、普及させていくためには、医療側の体制の整備はもちろんですが、多くの国民のみなさまの御理解、御支援が欠かせないと考えています。


 本日の市民公開講座では、さまざまな分野でご活躍の先生にご講演いただきます。会のテーマは「移植といのち」です。

 今年は、臓器移植法施行20年の節目の年になります。改めて、皆さんと一緒に命の問題を考えて生きたいと思います。


○お問い合わせ

九州大学病院 消火器・総合外科(第二外科)

「市民公開講座 移植といのち」係

TEL 092-642-5462



 

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