息を吸うと空気(くうき)が肺(はい)の中に入り、息を吐くと肺(はい)の中の空気が口や鼻(はな)から出ていきます。肺(はい)の中を出たり入ったりする空気ですが、じつは、同じ空気ではないことを知っていましたか?
息を吸う時、空気の中にある酸素(さんそ)が肺(はい)の中に取り入れられ、血液にとけていきます。同時に、血液が運んできた二酸化炭素(にさんかたんそ)は肺(はい)で酸素(さんそ)と交換(こうかん)され、息を吐く時、空気(くうき)といっしょに吐き
出されます。からだに害がある二酸化炭素(にさんかたんそ)を運んできた血液は、肺(はい)の中で、からだが必要とする酸素(さんそ)を受け取り、心臓(しんぞう)へと流れていきます。これをガス交換(こうかん)といい、肺は、きれいで新鮮な血液を作る
ための、清浄機(せいじょうき)やガス交換機(こうかんき)の役割をつとめています。

呼吸をするたびに、空気が吸い込まれていく肺(はい)は、からだの中にある臓器(ぞうき)ですが、皮膚(ひふ)と同じようにいつもからだの外の空気にさらされている状態にあります。そのため、空気中のバイキンが入りこみやすい臓器(ぞうき)なのです。
空気と一緒に吸いこまれたウイルスや細菌(さいきん)などが原因となる肺(はい)の病気には、「肺炎」があります。からだの中からウイルスや細菌(さいきん)が出ていけば、病気は治ります。
さらに、原因がわからず、治りょうできる薬もない原発性肺高血圧症(げんぱつせいはいこうけつあつしょう)のような肺(はい)の病気があります。「原因がわからない」ということは、だれが、この病気になってもおかしくないわけです。このような病気を治す方法は、「肺移植(はいいしょく)」しかありません。
いつまでも治りょうし続けなければならなかったり、肺(はい)の細胞が壊れてしまって薬や手術でも治りょうできない、さまざまな病気があります。























