腎臓(じんぞう)の、大きな仕事は、からだに毒となる尿素(にょうそ)を取り除くことです。
また、「老廃物(ろうはいぶつ)」という、からだの中で古くなったり、いらなくなったものだけを選んで、尿(にょう=おしっこ)として捨てる仕事をしています。腎臓(じんぞう)は、からだの中をきれいにするために、いらなくなったものを取り除く「フィルター」です。

腎臓(じんぞう)が病気になると、老廃物(そうはいぶつ)のフィルターがうまく働かなくなったり、尿(にょう=おしっこ)が出にくくなったりします。その状態が続くと、腎臓(じんぞう)が働かなくなる「腎不全(じんふぜん)」という状態になってしまいます。
みなさんは人工透析(じんこうとうせき)という言葉を聞いたことはありませんか?
これは腎不全(じんふぜん)の治りょう法で、働きが悪くなった腎臓(じんぞう)に代わって、人工透析(じんこうとうせき)の機械がからだの中にある血液中の老廃物(そうはいぶつ)を取り除いてくれます。
ただ、人工透析(じんこうとうせき)をうけるために病院へ1週間に2〜3回かよわなければならなかったり、1回に4〜5時間かかったりするので、患者さんたちは大変です。
重要なのは、人工透析(じんこうとうせき)は、腎臓(じんぞう)の代わりに働いているだけで、腎臓(じんぞう)の病気が治るわけではありません。人工透析(じんこうとうせき)を長く続けていると、貧血(ひんけつ)や皮膚(ひふ)のかゆみなど、腎臓病(じんぞうびょう)以外のいろいろな病気や症状(しょうじょう)がおこってきます。
このような、さまざまな問題を解決できる方法が「腎臓移植(じんぞういしょく)」です。腎臓(じんぞう)は、2つあるうちの片方があれば生活できるので、亡くなった人からの移植(いしょく)のほかに、生きている人から腎臓(じんぞう)を提供してもらう生体腎移植(せいたいじんいしょく)*という方法もあります。

- 亡くなった方からの提供(ていきょう)が少ないため、家族などの健康なからだから腎臓(じんぞう)を 移植(いしょく)することがあります。健康な人のからだから腎臓(じんぞう)を取り出すという特殊(とくしゅ)な 医りょうなので、よく考えて慎重に決断する必要があります。また、日本臓器移植ネットワークでは 生体移植(せいたいいしょく)にかかわっていません。




















