Voice Master

山田 まりやさん TRANSPLANT vol.16(2000年12月)掲載
 15歳から芸能界に入って、いつもスケジュールに追われる生活をしてきたんです。自分で計画を立てたり、管理する余裕が無く過ごしてきたけれど、20歳になって初めて森光子さん主演の舞台「雪まろげ」に出て、自己管理に挑戦し、健康を維持する大変さを実感しましたね。舞台が始まる前からジョギングをして体力をつけ、発声練習や体調の管理をしたら…ちゃんとお腹が減るんですよ。「本気で生きると腹が減る」というCMがあったけど、その通り!運動をすると生きていることを再確認できるんですね。
 時間の無さや忙しさを言い訳にして、やればできることをやらないで切り抜けて来たんだな、と思いました。それからは、現実逃避をしないで、きちんと現実をみつめて、いろいろできる大人になろうと決心しました。なんていいながら、人の気持ちってすぐ変わるのよね、なんて思っているところもあったりして。でも、一生懸命生きるのが好き。120%振り切って行動して、しっかり反省する。1分1秒を無駄なく生きたい!
 アムネスティー「子供の権利条約」の活動に携わったり、若いのにお悩み相談番組のコメンテイターをしたりして、年配の人と話しをしたり、多くの人達に活動を知ってもらうことに取り組んでいるけれど、一生懸命やっているわりには、なかなか伝わらないものですよね。成人式に配るパンフレットを必死で作っても、これだけしか伝わらないの?っていう感じ。みんな自分のことだけでいっぱいいっぱいで、人のことや社会の出来事を考えるのは大変なんですよね。

 臓器移植の話は、自分と家族の大切なことなのに、なかなか考える機会が無いですね。自分が臓器を提供することはなんとなく考えられるけれど、弟の臓器を提供することを考えるのは難しい。だから、臓器を提供した方達ってすごく偉いと思う。
 最近は、子供の考えを知らない親がとても多いでしょ。小さな時から命のことや生きることを学ぶ機会をつくって、家族で話し合いながらお互いの気持ちを知っておくことが大切ですよね。移植のことも、自分のこと家族のこと移植する人のことをきちんと考えることが必要ですね。
 人生、意外と短いでしょ。今この瞬間を大切にしたいな。
山田 まりや(やまだ まりや)
1980年3月5日生まれ。
原宿でスカウトされてグラビアデビュー。華やかな容姿と元気で快活な性格は、すぐに多くのファンを魅了し、TVやCMで活躍を続けている。最近では、舞台にも挑戦して好評を博した。
2000年12月現在
 

TOPへ戻る