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[特集]移植したからこそ巡り会えた「移植者スポーツ大会国内大会」
 20世紀最後のシドニーオリンピックが世界中の注目を集めた日々は記憶に新しく、スポーツが人や国を結ぶ大切なモチーフであることを実感しました。オリンピック開幕の1週間前、のどかな神戸にも歓声のひびくスポーツ大会がありました。参加者達は、スポーツウェアに身を包めば闘志あふれる立派なスポーツマンに見えますが、かつて死の淵を見た闘病者、そして今は免疫抑制剤を欠かせない移植者達です。国内大会でも4千名の参加があるアメリカならいざ知らず、移植が少ない日本では移植者の姿や生活を身近に知る機会はほとんどありません。移植をしても生命を長らえただけで、ベッドの上で過ごす移植者の姿を想像している方も多いでしょう。しかし、このスポーツ大会では、全力疾走したり記録や勝敗に真剣に挑むたくましい姿が現実にあるのです。移植者465名に対するアンケート(96年)では、およそ90%の人が移植後により良い社会復帰を果たしていて、およそ30%の人が自己管理と体力維持の一環としてスポーツをしています。
スポーツライターの玉木正之氏はこう語っています。「オリンピックは、ドーピングという行為を禁止し、検査と摘発でイタチゴッコを繰り返している。が、パラリンピックには、クスリを飲まなければ身体を維持できない選手が大勢出場する。また、移植者スポーツ大会では、大量のクスリを飲んでいる人々が、百メートルを11秒で走り、50メートルを28秒で泳ぐ。彼らをドーピングで失格と判定することはできない。……必然性を伴って行っているのがパラリンピックや移植者スポーツ大会である。と言えるのではないだろうか。」
移植したからこそ巡り会えた元気な体とスポーツは、多くの仲間と希望と命の大切さを伝える輪も広げています。
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巡り会わせたものは移植とスポーツ
さらなる目標に向かって-樋口健太郎
看護学校を卒業してコーディネーターに-広川陽子

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