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小冊子 think transplant

いのちの贈り物
~あなたの意思で救える命~
think transplant Vol.11 

 
腎臓移植を受けた女児のメッセージと母親のサンクスレター

提供して下さった方、そしてご家族のみな様へ
拝啓、おひな様の季節となりました。
いかがお過ごしでしょうか?

ちょうど1年前、娘に「適合するドナーが見つかりました。」と病院から連絡を受けました。3月2日~3日に行われた8時間近い手術は、女の子の桃の節句でもあり何か目に見えない力に導かれたように無事、成功したと感じています。その後、大きな拒絶反応もなく4ヶ月余りで退院することが出来ました。

少しだけ娘について書かせて下さい。

娘は慢性腎不全と診断を受け3年の透析生活を余儀なくされました。その間、3度の手術と入退院をくり返したり、食事、日常生活にも制限を強いられ夜間の透析治療中には痛みやだるさ、ストレスで眠れず大泣きする日々も多くありました。

そんな生活の中、献腎移植のお話を頂き登録後5ヶ月目の事でした。

娘は入院中私に「腎臓は神様にもらったの?」と聞いたことがありました。小さな娘がそう受け止め理解していることに涙があふれました。ですから娘は神様にお手紙を書いたと思っています。ですが、娘と私たち家族にとってそれは決して過言ではありません。
命を確かに引き継ぎました。おかげで今、娘は元気に小学校へ通っています。
まだまだランドセルが大きく見えますが・・・
よくしゃべるようになり、よく笑うようになり、よく遊び、学び、よく食べよく眠れています。日々、新たな成長がありまるで産まれ変わったぐらいの娘です。

目にも障害がありまだ字は習い始めたばかりですが「ありがとう」と書きたい!!と一生けん命書いたものです。どうかお受け取りください。

提供して下さった方のお気持ちと、ご家族のお気持ちとご理解、言い尽くせませんが感謝の気持ちで一杯です。
"ありがとうございます"

あの日から毎朝、手を合わさせて頂いております。 体を労り、日々を大切に家族でゆっくり歩んで行こうと思います。

最後に提供して下さった方のご冥福を家族一同、心よりお祈り申し上げます。
敬具

 
腎臓移植を受けた女児のサンクスレターと刺し子で作ったハンカチ


 

 

 
肺移植を受けた40歳代女性のサンクスレター

桜 満開のあの日から、一年目を迎えることが出来ます。
ありがとうございます。
 今、術後一年目の検査の為病院にいます。
ドナー様の御家族様にお手紙を書こうと、病室でこの一年を振り返っています。
日々を過ごすにつれどのようにお礼を申し上げればよいのか...
考えても言葉では言い表せない大きな感謝の気持ちでいっぱいになります。
 経過はとても順調で、とても楽しく充実した毎日を過ごしています。
6月に退院してから...体力作りの為の掃除機かけと散歩を日課にしています。
今までは辛くては母任せだった掃除機かけが楽に出来るようになりました。
散歩は、家の近所を30~40分。今までは、2階の我が家から下に降りるだけで息切れがし、辛かったので信じられない距離です。
しかも、酸素ボンベを持たず、景色を見ながら、季節を感じながら歩く余裕も出来ました。普通に歩けることが夢のように嬉しいです。
 夏には近くに花火が綺麗に見える所があるのですが、今まで車で行っていた道のりを、歩いて見に行きました。
秋にはコスモス畑に紅葉。毎年見に行く景色ですが、今までとは違う感じがしました。
今年も見れたこと。そしてこんなに元気になっていること。
来年ももっと元気になって見に来ようと思えました。
 階段を上がっても、話しながら動いても息が切れない私を見て、家族はしみじみと...「しんどくないんやね」と驚いています。
 そして、今年の2月からはアルバイトを始められるまでになりました。
週に4日間。1日4時間働いています。
歯科助手で立ち仕事なので、体がついていけるか...少し不安もありましたが、始めて2カ月、周りの人に助けてもらいながら無理なく続けられています。
 今年は体力に自信がついてきたので、初めての一人旅に挑戦してみたいなと思っています。
術前の秋に妹と行った広島、宮島がとても印象深かったので、もう一度今度は酸素ボンベなしで、ゆっくり訪れてみたいです。
 こんな風に...毎日を過ごせていることを、心から感謝しています。
どうもありがとうございます。
 いただいた命を大切に。一日一日を大切に、新しい一年を生きて行きます。
 4月5日に家族みんなで京都を訪れ、ドナー様、ご家族様のことを想いながら桜の中を歩きました。
これはその時の桜の花です。(桜の花びらがお手紙に同封されていました)

 


 

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